散歩道<3362>

                         社説・人材をどう集めるか(1)                      (1)〜(3)続く
                         地域の有為の人発掘が急務

 「世代交代を進める、中堅や若手の議員を中心とする党運営にする」「党の体質を変えるためにリクルート力を強化する」。作秋の自民党総裁選に立候補した私は、この2点を強く訴えました。政権を取り返し、健全な二大政党制を日本に定着させるために、自民党は、長い間にしみこんだ体質を抜本的に改善する必要があります。  
 体質を変えるには、新しい考え方を持つ新たな人材を積極的にリクルートしなければなりません。これまでの自民党議員の出自をみると、3分の1が議員の2世や3世、いわゆる世襲。3分の1が官僚出身。3分の1が地方議会の出身。バックグランドが似通っている人ばかりでした。
 日本が経済成長し、それなりに成功していたころは、それでも構わなかった。しかし、中国やインドの台頭などで経済のグローバルな環境が変動したうえ、少子高齢化の進展など社会の変化も加速する今の状況では、体質や発想が一様な政党では対応できません。
 どうすればいいか。私が幹事を務める自民党の「政権構想会議」では、党の再政策の一環として議員のリクルート力の強化も検討中です。なにより大切なのは、様々な人材を集めるため、開かれた党に生まれ変わることです。

'10.1.30.朝日新聞・自民党政調副会長・西村康稔氏