散歩道<3318>

                 2010年 どんな時代に デフレ経済と社会  共存共栄 探るべき時(1)    (1)〜(4)続く
                             安売り競争 自分の首を絞めている

 1千円を切るジーンズが象徴するように、昨年は安売り競争が話題を集めた年でした。今年の初売りを見ても、消費者の志向は変わらないでしょう。
 ただ、消費者は気づき始めている。990年どころか、99円のセーターまで登場し、何かがおかしいと。安いモノしか売れなくなると、企業の利益が減り、回りまわって夫の減給、失業に繋がってくるのではないか。自分の首を自分で絞めている。失血景気です。
 生活は苦しい。背に腹は変えられない。10年間わかっちゃいるけど辞められなかった。でもこれからの10年で克服しないと、人類はがけっぷちから落ちてしまう2010年のキーワ−ドは「グローバル資本主義」から「グローバル市民主義」になると考えています。
 バブル経済崩壊後の00年前後にも物価下落が続いたけれど危機意識は薄かった


良いデフレはありえない
 今のデフレと構造は同じですが、当時は入り口だった。たとえば繊維製品であれば、流通経路が複雑な為に、商品価格が当時は高止まりしていた。まだ削りシロがあった。儲けすぎていた商品が安くなった場合もあったでしょう。でも、価格下落がデフレというのは誤訳。経済活動が縮み、価格が下がるのがデフレ。良いデフレなんてありはしない。

'10.1.4.同志社大学教授・浜 矩子さん


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