散歩道<3314>
絵画展・第41回・日展(1) (1)〜(2)続く
1、墨の濃淡のどっぷり墨を含んでいる字、涸れて描かれた字、縦長のもの、縦横1.5〜0.9bに描かれたもの、皆うまいものだ。キャンパスも各種、形も色々ある。どっしりしている字、強く何かを訴える字は荒々しく気迫一杯に書かれており、みな、美しい。これら文字の最初の形は一つで、字と絵に分かれていったのではと思った。4〜5bの縦長に描かれた字は、人の心得のような言葉が書かれ、どこか高い場所に飾られ訓示として活躍するのであろうと思う。
和歌が書かれた文字は柔らかく滑らかで、綺麗な字とうまく間隔を捉えた構成で、千年以上の歴史の過程を経て、この様な場所で皆が見ているのだと思う。 随分、素晴らしい作品が展示されてるかは、'10.1.12.朝日新聞夕刊に、'10.1.13.〜1.18.まで高島屋大阪店で、ここに出典されている中の20人の先生の作品が、「第54回現代書道二十人展」として展示されると名前が発表されてることからもわかる。
2、彫刻を見る、若い女性の躍動感が感じられるものが多く見ることができ、楽しかった。これらの何か訴えるもの、創造的なものが矢張り賞を獲得しているのであろうか。大阪の御堂筋で見た、風変わりな小太りで笑いを誘う人物の彫刻や、福井市の町中でよく見かけた楽器を吹く子供などには、お目にかからなかった。
3、工芸美術品はよくわからないが人を引きつけるものが数多く展示されているようだ。大きな花瓶のようなしゃれた色と形、大きさ、置かれる場所(使い道)をみな持っているのだろう。小さな口元など本当に穴が開いているのか、切口など近くで上から覗いてみた。このコーナーは題材も隋分考えれて作られている感じである。雪道の道路の作品は印象に残った。掛軸用のものに飾られた立体感のある赤の刺繍の作品や、金属がうまく絵の中に取り入れられたもの、タペリストなどに興味惹かれたので、写真を買おうと思ったが、そのよさの細かな作業の跡は写し出されてはいなかった。矢張り実物のよさを表現する難しさを知った。
最近のテレビでも、江戸・明治以降の京都の染料技術が見直されてきている話をよく聞く、それをどのように活用するかで大きな市場があるように思う。
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