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絵画展・三岸節子展・情熱は最後まで衰えてはいない
今回の展示会では、作品が作られた年月(年齢)に興味を持ちながら作品を見て回った、作品にかける情熱は最後まで(94才まで)衰えてはいないと感じた。そこに、1枚の目前の絵に向かう本人の感情が本音で語られていたことである(日記の1部が紹介されている)。描きたいと思っていてもその瞬間がなかなか来ない、何かの拍子に(思わずその方向から太陽の光が射した等)この瞬間が来たという本心と思われる描写などである。
又、この絵の良さを一番旨く表現できるのは自分をおいて他に人はいないという自覚や、使命感*1。又、年齢を重ねた(経験で)自分でこそ描けるものがあるという文章等が嬉しかった。 特に昭和初期(1925年)頃から戦争が終わった頃(1945年)の数多くの作品があるが、当時の世界の情勢(戦争)からしても大変暗かったのだと思うが、描かれた絵からはそれが感じられずむしろ、全体的に明るいのである。(絵を描かれるようになった最初は、室内のものが中心であったことと関係があるのかも知れない)。
その後ヨーロッパへ、本格的に絵の修行の為、フランス、イタリア、スペイン、ドイツなどに行かれた。色々の地域や街並みに関心をよせたが、特に興味を持たれたのがあまり人が関心を示さなかった裏町や通路や水路などである。
その後、日本に帰ってからの自然への関心の深さの変化などである。最初の夫や自分の生まれ故郷に(生家をいかして)美術館を作ったことなど、1人の女性として素晴らしい生き方をされた人であったのだと絵画展を見終えた後も、なんだか気分がよかった。
備考:生家が破産にもめげず、自分が絵描になって家を再興しようと決意され、その通り見事に実行された、思いがすごいと思った。
備考:(散歩道をはじめてこの499回で実質450回になります。皆様読んで頂いてありがとうございます。散歩道は、''06.5.30. 1000回、.2007.10.14. 2000回、2010.12.21. 4.000回、を達成出来ました。読んで頂いた方有難うございます。)2011年1月6日
関連記事:散歩道<1053>*1戦争の無残さや、恐ろしさ等、講演会や美術展は見た者が伝えることが必要ではと考えたこと。 2009年12月5日 追加