散歩道<324>
最近読んだ面白い本・河合隼雄様の「これからの日本」
(この本は色々の所での講演のまとめである。興味ある文章を、西洋・東洋、日本、共通、の項目にまとめてみた。)
| 西 洋・東 洋 | 日 本 |
| 1、西洋人の思想の背景にはキリスト教の存在がある。 2、欧米での家庭における父親は神の代理でもあります。 3、アメリカの知識人の仏教への関心は非常に高い、それも分析知の限界が見えてきたからである。〔関連記事・散歩道<276>にあります) 4、クリスチャンの科学者には「神がつくりたもうた世界だから、この世界は完璧な論理体系によって作られているはずだという強い確信があったはず。 5、中国、韓国では「イエ」以上に血縁重視の考えが強い。能力は2の次、3の次。先祖崇拝の考えが非常に強い。だから法事を大切に行う。〔東洋) |
1、日本の家族感は「イエ」である 2、日本では離縁という離婚は昔は外国並に多かった。 3、日本人の倫理観は自分と他人との関係の中に設定されている。 4、日本人の場合宗教的なものがいわば生活全体の中に染み込んでいる。「もったいない」という発想がある。その考えは消費を戒めるよりも物自体を尊ぶことを教えられた言葉です。 5、昔はハレという生活のけじめがあって、ハレの日には日常性超越して爆発した。〔関連記事・散歩道<174>にあります) 6、雑貨、小物というもの、外に中心があるという事とむすびついる。〔中心を外に持たねばならないことはあります)。雑貨というものはまさにその通リで最も雑なものが最も大切なものになり得ます。パラドックスが分ってくるほど人生が面白くなってきます。 |
| 1、昔は外界を認知する時、五感が大変すぐれていた。(見たり、聞いたり、嗅いだり、味わったり、触ったり)。特に日本において・関連記事・散歩道<95>にあります 2、物語りも論理的か、美的な方向に持っていくかの2つの方法がある。 3、科学とは自然の中から論理体系をあぶりだすことである。 4、物語というものは色々のところを繋ぐとともに一体、私はどうすべきであるとか、こうしたほうがいいんじゃないかという、いろんな考えが浮かんでくる。 5、美しい風景が目の中に入って、内在魂と衝突するとそれが衝動になって感動になる。〔関連記事散歩道<139>にあります)。 6、人間先のことがわからないことが一番不安である。 7、ものが豊かになった時の倫理観、こころの問題、宗教を真剣に考えて研究しなくてはならない。 |
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