散歩道<3219> 
 
                        講演会・他者と出会うために日本文化の論じ方(3)                 (1)〜(3)続く、  

3、他者としての自文化
 醒めたまなざしのものがいる時、酔っていることそれ自身が恥として感じられる可能性が生まれる。「同胞」とは恥を感じなくてすむような、「身近な人々」のことである。いわゆる仲良し仲間のことである。
 日本にある色々な現象や事柄に、個人を責めることではなく、なぜこういう構造が出来たんだろうと考えるのも必要である。
 国際化とは何か、色々な文化、考え方の違いに接し、対応出来るようになることである。
 また、本人が英語をしゃべってみても、言っていることが外人に通じなければ、外人
(他者)には、英語がしゃべれる外国人という風にしか、見られていないのではないか。
 他者に出会うということ、
 もし私があなたにより撹乱されるとしたなら、あなたはすでに、あたしのなかにあることになり、私はあなたなしではどこにも存在しない。私は自分が「あなた」に結びつけられている仕方を見出すことによってしか、「私たち」に達することができない。・・・・・「あなた」とはこのような自己の拠って立つ地盤の喪失によってのみ、私が獲得する何かである。

'09.10.29.国際日本文化研究センター准教授・磯前 順一氏
この冊子で紹介された人、熊野純彦「レビィナス入門」、E・サイード「権力、政治、文化」、「遠い場所の記憶」、酒井直樹「過去の声」、バトラー「生のあやうさ」

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