散歩道<3185>
                       けいざい一話・金融危機企業に責任感(1)                       (1)〜(3)続く
                        「国連グローバル・コンパクト」に7千団体

 資本主義の暴走に歯止めを・・・・・そう考える経営者が世界で増えている。企業が環境や人権、労働条件などで積極的な役割を果たすことを自主的に宣言する「国連グローバル・コンパクト」(世界への約束)」に加わる企業・団体は7千を超えました。日本での推進役になっている有馬利和・富士ゼロックス相談役特別顧問に、意義と役割をい聞きました。

人権・環境世界に約束
 グローバル・コンパクトは、アナン前国連事務総長が提唱し、00年に生まれた。経済のグローバル化の裏で進む自然破壊や格差拡大をい前に、世界の企業に対して「問題を引き起こすのではなく、」解決する役割を」と呼びかけた。
 参加企業・団体は、人権、労働基準、環境、腐敗防止の4分野の10原則
*1に賛同し、実現に向け努力する.例えば、富士ゼロックスが「(コピー機などの)消費電力を20年度、までに05年度比80%減らす」といった目標を立てているのも、この活動に沿ったものといえる。
 
国連事務総長や参加企業のトップらは3年に一度サミットを開催。企業経営者、NGO、労働組合などから選ばれた20人からなる諮問機関が企業への提案や助言をする。
 有馬さんはこの、諮問機関のメンバーで、国内組織「グローバル・コンパクト・ボード・ジャパン」議長も勤める。有馬さんは、今回の世界同時不況を受けて、「10原則」が、新しい経営の基準として実感されるようになってきたという。
 「市場経済が暴走してしまったtの認識が経営者の間に広がった。企業の価値は、業績や株価だけではなく、環境や貧困、労働などへの対応も含めて考えないといけない。いくらもうけても、それだけでは企業がサステナブル(持続可能)ではないと気が付いた」というのだ。
 グローバル・コンパクトは、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEPF!)と共同で、「責任投資原則」の普及活動も進めている。「環境、社会、コーポレート・ガバナンス」の考えを投資判断に取り入れる考え方だ。マネーゲームにおぼれた米国だが、有馬さんは「この活動には、米国の金融機関やファンドもたくさん入ってきている」と話す

'09.10.12.朝日新聞

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