散歩道<3176>

                          講演会日系ブラジル人の短歌と俳句

 日本からブラジルへの移民が行われるようになって今年が100年になるらしい。そこに移り住んだ人たちが、生活の中で、日本文化である、短歌や俳句、文芸誌等をつくる会を作ったり、お互いに発表し、励ましあって、日本人社会を作っていった過程が、年代ごとに、色々な場面で集計され、整理されていった様子が発表された話から分かる。
 写真(VTR)で紹介された活動されている、人達のグループは60歳以上の高齢者で70歳代から80歳代が中心であることも分かる。
 発表されている雑誌名や専門誌や文壇の形式、文章などの具体例が発表された。
 季節変動のない当地であるので、日本でいう四季がない。そこで考えられたのが現地で作られた季語等がある。 又、いい短歌や俳句、詩が発表になっても、評価してくれる専門化の先生がいないなど問題点もあるようである。
 この100年という期間には、特に、1930年後半から45年まで日本がブラジルの敵国になった頃は、日本語の出版物の制約を受けたり、また子供や孫の代になって、日本語で会話が出来ずらくなるなど、
(これはブラジルだけで起こっている問題ではないが)、やはり遠く本国を離れた人の気持ちが日本語(又は、日本国)を余計に意識したり、逆に忘れようとしたり、年齢と共に揺れ動いている様子が分かるようだ。


備考:この講演会を聞いて、全国に居られる短歌、俳句等の専門家からの応援がなされれば、日本・ブラジルにとって文化面での架け橋になるのではないかと、その必要性を感じました。

'09.9.30.国際日本文化研究センター教授・細川 周平氏

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備考:そこで紹介された・季語は 1〜3月 雨季、 4・5月 春、 6〜10月 夏、 11・12月 秋 だそうです。

'09.10.3.国際オリンピック委員会は、16年夏季五輪の開催地にリオデジャネイロ(ブラジル)を選んだ。南米大陸で五輪が開かれるのは初めて。東京2回目で落選。散歩道<3177>、