散歩道<3058>

                     国際標準戦争・日本生き残りの鍵を見ての感想(1)                  (1)〜(2)へ続く

 '09.8.8.NHKのテレビ・「激突!国際標準戦争日本生き残りの鍵」:国際標準戦争の話である(それは、規格戦争ともいわれる)。日本の冷蔵庫や携帯電話の海外へ輸出は、国際標準の壁に阻まれ輸出量は大幅に落ちている。中には撤退を余儀なくされているものもある。今回とりあげられているのは、電力量送電国際基準の問題である。この世界でもドイツとEU諸国の先行しているの動きが目立つようだ。 
 ドイツやEUはその技術が確立したわけではないが、すでに特許だけは1050KV
(ボルト)(20年前)、1200KV(ボルト)(30年前)を取得している。日本は東京電力、東芝、日立、三菱電機等が共同で30年かけて技術開発をすすめ、最先端を行く、その中間の、1100KV(ボルト)規格化の認定を取ろうとているのである。
 ドイツやEUでは、まず規格化の特許を取ることが世界戦略と考えている。(ドイツの電機メーカ−・シーメンスには、標準を制するものが世界の市場を制するという格言があるそうだ。技術革新、改革、国際基準を同時に取得するという考え方である。)(A3、B4、B5等の大きさの世界で始めての標準特許を取ったのは、に90年前で、ボルトとハンマーの大きさの基準規格を取ったのもシーメンスで、特許の数は2万にもなるという)。
 一方、日本の考え方は、まず実績を積み上げること
(デファクトスタンダード=実績主義)から世界に広め、特許を取得しようと考えているところがある。しかしそれではドイツやEUと比べて遅れてしまうというのが専門家からの指摘である。これらを決めるのは世界の国々の専門家の代表者の会議(シンポジューム)である、この技術の規格化を巡っては、世界のあっちこっちの国のシンポジュームで研究成果の発表がなされる。ここでもEUとドイツが指導権を握っている。

'09.8.8.NHKのテレビ・「激突!国際標準戦争日本生き残りの鍵」

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