散歩道<3051>
政治コラム・総選挙考@・1票で政権・首相・政策選ぶ(2) (1)〜(2)続く
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05年の郵政総選挙は小泉劇場と化し、福祉や外交など広範な政策論争はできなかった。半面。解散をめぐって小泉氏のリーダーシップが際立ったことで党首が主導する政治スタイルが定着した。
そして、今回の総選挙。自民党は結党以来、総選挙では第一党の座を守ってきたが、今回は自民、民主両党が第1党を争う。勝った方が政権を握り、勝った党の党首、つまり麻生太郎氏か鳩山由紀夫氏が首相に就く。
そして、勝った党の政策が実現する。高速道路は、自民党が勝てば、ETC車が土日など限定で千円乗り放題の制度が続き、民主党が勝てば、大都市圏をのぞいて終日無料となる予定だ。子ども手当てについても、民主党が勝てば独自の制度が導入される。もちろん、財源はきちんと明示される必要がある。
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有権者の1票で、政権、首相・政策を選べる。日本の政治で初めてといってもよい、緊張感あふれる選挙である。20年前から政治改革を唱えてきた佐々木毅学習院大学教授*1は「ようやく政権選択選挙にたどりついた。解散から投票までの40日間に、各党はマニフェストを競い合い、有権者は政策を、じっくり吟味してほしい」と話す。一方で、佐々木氏は「人材育成や体系立った政策作りという点で政党の力はまだ弱い。一層の努力が求められる」と注文を付ける。新しい政治への模索は始まったばかりだ。
'09.7.25.朝日新聞・編集委員・*2星 浩氏
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