散歩道<304>
面白い話(32)・たらいまわし・帝王切開
かたえくぼ:早くも激しい火花:「年金未納」VS「自己責任}・・・・・・・・・・・・・・・流行語大賞(金栗菩薩)
腹芸か、足芸か?「たらいまわし」
電気洗濯機の普及で,一般家庭に「たらい」を見かけることは少なくなったが、もともとは「手洗い」の略語だから、今も使われている洗面器の兄弟だ。この手や顔を洗う道具を、昔は足で使う人もいた。といっても、これは曲芸の世界での話。曲芸師が仰向きになり、足先でたらいをまわす「たらいまわし」という芸があった。ところが,今の日本では、この「たらいまわし」、曲芸師ではなく,政治家の得意わざのようだ。政権のたらいまわしなど、日常茶飯事になっている。曲芸ではもちろん、「足芸」の一種だが、政治家はこれを「腹芸」でやっている。一般人にはおよびもつかない"曲芸"であることに変わりがない。
英雄シーザーの出世の秘密「帝王切開」
ローマ時代の英雄シーザーは、その武勇・政治力・弁論・文章など多彩な才能で知られているが、まったくおカド違いの医学用語の中にまで、その名を残している。「帝王切開」のラテン語「セクティオ・カエサレア(sectio
caesarea)」は「シーザー式手術」という意味だ。つまり,彼が生まれたとき、母親がこの手術をうけたという伝説があり、そこから、この名がついたという。ところが,真相は意外なところにあり、ラテン語で切るという意味のカエスラ(caesura)をドイツ語で訳すとき、誤ってシーザーの意味にしてしまったということらしい。誤訳を生んでまでその名を残すとは、さすが英雄シーザーである。