散歩道<3002>
美術展・ルーブル美術館展・美の宮殿の子どもたち
'09.7.5.大阪中ノ島・国立美術館で開催中のルーブル美術館展を見た。休日ということでもあり、何時もの高齢者より、多くの若者が目立つ、絵画展というよりも博物舘展というイメージが強い。紀元前に粘土等で作られた当時玩具や、動物の玩具など、色々の地域で集められたものであることが年代、保管されている場所の、出典説明でわかる。母親と子供の関係、子供の日常(遊び)、教育、子供の肖像、神話や物語に出てくる子供たち、古代ギリシャ・ローマ美術の綺麗な彫刻の「子供のサテュロス」*1、古代、また紀元前のものは石に彫られたレリーフが鮮やかな状態で当時を思い出させる。当時の勉強の様子や教えなど石に彫られて残っていたりする様子は人の考えていることは千年過ぎても変わらないものであることがわかる。少女のミイラや棺が当時の生活の様子や考え方が保存状態の良さからわからせてくれる。
自然との闘いの中で生きてきた人間にとって、恐慌や水害、病気など、その被害から逃れる為大変な努力をしながら子供それに耐え、今まで生きながらえてきたのだろうと思った。そこでは生きることと死ぬことが隣り合わせであったという捉え方は理解できる気がする。ギリシャの土産に現代まで描がかれている陶磁器の絵は紀元前5〜6世紀のものと同じ神話の世界の絵であるというから、いかにこのような思い(考え)や美術品への想いを大切にしたかの気持ちが伝わっていくるように思える。キリスト生誕後の子供の絵等、絵画となるとほとんどが15〜16世紀以降のものとなるが実に保存状態がいい、又、タペリストに描かれた子供の絵や模様など、地域性が色濃く表現されているものに接することが出来た。
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