散歩道<2985>
社説・オピニオン・北朝鮮の核実験(2) (1)〜(6)続く
米中対話で不拡散維持を 現実的でない強硬策 脅しに屈せぬ抑止力こそ
・・・・米中の共通利害を前提に中国の変化を注視していくということですか。
「(中距離弾道ミサイル)ノドンは200基以上あ配備されており、加えて核も小型化されているかもしれない。今回の核実験をみれば核を制御する力を相当もってきたように見える。小型化だってあり得ない話ではない。日本に核が降ってくる危険性はあるわけだ。北朝鮮が核を持ったとするならば、抑止力について日米がどこまできちんと話をしているのかが問題になる。今日のオバマ大統領と麻生首相の電話会談では、抑止力の話が大統領からあったと報道で承知している。ただ、『いざとなったら米国が核で守るから心配するな』というだけでは不十分で、少なくとも北大西洋条約機構(NATO)で行われているように、核をどのような時に使い、どのような時に使わないのかという協議が必要だ」
・・・北朝鮮が強硬姿勢を示すと、貨物検査や敵基地攻撃論などの強硬論が政界や一般世論に台頭する現状があります。
「敵基地攻撃論については私が防衛庁長官の時に法的には排除されないと言ってきた。東京を火の海にするという宣言があり、ミサイルを日本に向けて撃つ段階であれば、そこをたたくのは理論的にはあり得る。ただ、ノドンがどこにあるのか分からないのにどうやってたたくのか。200基配置されているとして二つ三つつぶして、あと全部降ってきたらどうするんだ。まことに現実的ではない」
「経済制裁もあとやれるのは数億円ぐらいのもの。経済制裁は『やるぞ』といことに意味があるのであって、やっちゃったら、それに合わせて、向こうは考える。精神論としていいかもしれないが、その程度。北朝鮮も日本が入っているような6者協議はやめだと主張する。経済制裁論も、安保理決議も意味はあったと思うが、北朝鮮が日本の入る6者協議はもういらない、と主張することに利用されないようにかんがえねばならない」
'09.5.27.朝日新聞 農水相・元防衛相・自民党衆議院議員・石破 茂さん・民主党「次の内閣」防衛相・参議院議員・浅尾 慶一郎さん、
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