散歩道<2929>
面白い話・1、春宵一刻直千金、2、断(だん)じて行(おこな)えば鬼神(きじん)も避(さ)く
かたえくぼ:千秋楽:来場所から「君たちが代」を演奏します・・・・・日本相撲協会 外国人力士各位(若造)
1、春宵一刻直千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)
花は咲きみだれて、その香はほのかにただよい、月の光りは夢見るようにおぼろげにかすみ、まことに美しく楽しい春の夜は、まさに一刻直千金にもかえがたいという無限な賛美の意味に用いられている。これは中国の宋時代の詩人蘇東坡(そとうば)の春夜の詩に「春宵一刻直(あたい)千金、花に清香有り月に陰あり、歌管楼台声寂々(せきせき)、鞦韆院落夜沈沈(ちんちん)」とみえ、これより有名になった言葉であるが、この歌管とは歌と音楽、また鞦韆はブランコ、院落は座敷のことである。つまり座敷の庭先では花が清香を放ち、月はおぼろにかすみ、春の夜もふけて絃歌もおわり、ブランコに興じていた人たちも寝について夜は静かにふけてゆくという意味である。
△1分間2万5千j
西暦68年の春は1分間長かった。というのは、ローマ皇帝ビィテリウスがガウル地方の僧侶長フラーメンからこの一分間を買ったからである。この司祭は春のはじめと終わりをきめる権限を持っていた。それを皇帝ビィテリウスが2万5千jの大金を出して、西暦六十八年の春を一分間延長させたのである。彼はこれによって誰にも購うことの出来ないときを買い取ったと人々に自慢したそうである。日置昌一氏
2、断(だん)じて行(おこな)えば鬼神(きじん)も避(さ)く
心で堅く決意しておこなえば、どのような鬼神もこれをさけて、その目的を遂げることができると言う意味であるが、そのご語源は中国の「史記、李斯伝」のなかに「小を顧(かへり)みて大を忘れるれば、のちかならず害あり、狐疑猶予(こぎゆうよ)すれば、のちかならず悔いあり、断じて敢行すれば鬼神もこれをさけ、のち成功あり」とみえている日置昌一氏
備考:上記の2つの話に、久方振りに旧かな使いや懐かしい文章や漢字に出会うことが出来たと嬉しかった。
備考:「春宵一刻直千金」の漢詩は、高校の国語の先生から何度も口ずさむよう言われたので、今でも春になると思い出す好きな懐かしい詩である。