散歩道<2870>
スパコン天気予報50年・観測数値1秒で21兆回計算(2) (1)〜(2)続く
台風進路5日先まで ● 能力、初代の10億倍、
将来は、台風発生まで予測できrかもしれない。海洋研究開発機構などの研究機関は、地球を3.5`ごとの格子に区切った大気モデルを使い、2時間後に発生する台風を予測できた。研究代表者の佐藤正樹さんは「赤道付近の風のデーターがもっと増えれば精度はさらに高まる」と自信を見せる。
気象庁の地球全体の大気モデルの格子間隔は現在20`。間隔をもっと狭め、入力するデーターを増やせば予報精度は高まる。しかし、それには今よりも計算能力があるスパコンが必要だ。
気象庁は2011年度に9代目に更新する。順調にいけば翌12年度、局地的なゲリラ豪雨の発生予報が一部可能になる。
気象庁気象研究所がにらむのはその後だ。予報研究部第2研究室の斉藤和雄室長は「何_以上の雨が何%の確率で降るという『確率予報』を、10年後には市町村単位で出せるようにしたい」と話す。
満足度は70点届かず ● 利用者の要求厳しく
予報技術は日清月歩で、実際、的中率も徐々に上っている。ところが、気象庁が調べた天気予報への満足度は、100点満点で07年度が68.3点。5年前の02年度(69.03点)から微減した。利用者の要求水準が高くなっているようだ。
フジテレビの「とくダネ!」に出演する日本気象協会の気象予報士、天達武史さんは「視聴者が知りたいのは、自分の頭の上に何時に雨が降るかだ」という。金曜日の放送は、休日の過ごし方に影響するので特に解説に気を使う。
民間気象会社ウエーザーニューズは06年から、独自に数値予報をしている。最近は、利用者から携帯電話で情報を寄せてもらうことに力を入れ、ぽつぽつとした雨の降り始めやゲリラ豪雨の予測に役立てている。気象予報士でグループリーダーの安部大介さんは「予報技術には限界がある。目や体でとらえた『感測データ』をどう融合させるかを目指している」という。
NHKの気象キャスターを務め、「お天気博士」として知られる倉島厚さん(85)は、気象庁が数値予報を導入した50年前、予報官だった。
「当時は『つかいものにならんだろう』という雰囲気で、こんなに進歩するとは思わなかった。天気予報を見る人の満足度は永久に70点だろうが、それを維持していく努力が必要だ」
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