散歩道<2803>a
ビッグ3・崖っぷち インタビユー(2) (1)〜(2)続く
救済より破産が賢明
・・・・膨らんだ財政赤字にどう対処すればいいですか。
「将来的には政府支出を抑えたうえで、増税が必要になる。しかし、現時点では景気後退にどう立ち向かうかを優先すべきだ」
・・・・オバマ政権の発足に向けて大きな政府、小さな政府の議論も活発です。
「米国は『大きな政府』に向かっている。それは財政でも金融規制でもそうだ。ただ、オバマ政権にはローレンス・サマーズ(次期国家経済会議議長)のような市場重視派もいる。極端に市場主義がゆがむことはないだろう」
・・・・金融危機が市場至上主義の間違いをあぶりだした、という考えもあります。
「市場至上主義の支持者は明らかに減った。ただ、市場主義は経済成長に不可欠だ。高所得者層への増税や金融規制は強化されるだろうが、市場重視の流れは保たれる。経済恐慌に陥れば大胆な政府介入も必要だろうが、そこまで至るとは思っていない」
・・・・米景気の見通しは?
「米経済が再び上昇局面に復帰するには、さらに6〜15ヶ月ほどの時間が必要だろう。米経済の基礎的条件は強いが、現時点では資金の貸手がリスクを取ることに極めて慎重になっている。こうした投資環境をどう修復していくかが大きな課題になる」
'09.1.7.朝日新聞・シカゴ大・教授・ゲイリー・ベッカー氏
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