散歩道<2786>
この危機 文明の転換期(4) ドビルパン前仏首相に朝日新聞のインタビュー (1)〜(4)続く
世界が直面する経済危機、ブッシュからオバマに移行した米国などを踏まえ「力の支配」の時代の終わりと、あるべき新しい理念の必要性について語られた。
日本と中国 未来を築く関係を
・・・・イラク戦争で、日本は米国に追従しました。
いや、政治的歴史的に難しい立場はよく理解していた。重要なのは、当時の経験から教訓を引き出すことだ。
伝統を維持しつつ近代化を達成した日本は今も活力を保っており、私にとって一つのモデルだ。間違いなく世界は日本から多くを学ぶことができる。
また、日本は最も大きな変化を迎える地域の中心に位置している。アジアは、何世紀もの繁栄の後に衰退期を迎え、今再び巨大な能力を備えて浮上しつつある。国際社会が中国と関係を持つ際、日本の役割は極めて重要だ*1。日本が中国と未来に向けた関係を築くことができれば、この2国で多くの問題を解決できる。地域のリーダーシップを発揮して欲しい。
・・・地域のリーダーに必要な資質は何でしょう。
歴史と地理、文化を踏まえつつも、新しい関係を築く自由な発想だ。伝統と新しさ、正統性と独創性といった相反するものの融合だ。これら二つの間の境界を乗越える能力こそ、世界が必要としているものだ。
'09年2月3日・朝日新聞・ドビルパン前仏首相
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