散歩道<2647> 484から移動
紙上特別講義・学力(1)・創造性(2)・学力(3)(投書)
学力(1)
学力(1)について:学力低下の原因をめぐる論議が盛んです。『日本の企業で国内の企業が日本人の技術者は増やさない』とか『外国人を優先する』といっているところがある、米国の大学院で日本人の入学を渋る所も出てきた、理由は授業についてこれない、すべて背景にあるのは学力低下です。教育に力を入れるのは先進国の流れです。米国ではレーガン政権が83年「危機に立つ国家」を出して以来。教育を政策の柱にすえて落ち込んだ学力を国家ぐるみで引き上げています。日本は読解力で前回の8位から14位、数学的リテラシー(応用力)1位から6位に転落しました。私が変化を感じたのは20年ほど前、学生達は講義で使う数式の意味がわからない。グラフを書いても理解できない。数学受験のない私学文系の約2割が小学校レベルの計算を解けませんでした。1つは大学入試の変化です、受験科目を少なくする動き、数学を学ばずに経済学部に来たり、生物を知らずに医学部に来たりする。もう1つは学校で教わる内容、つまり『学習指導要領』の変化です。中学の英語教科書は会話文ばかりで、文法や文章の構造がきちっと理解されていません。学ぶ単語は減り筆記体も教えなくなりました。音楽でも唱歌を殆どなくして流行のホップスばかり載せています。背景には流行への迎合や妙なものわかりの良さばかりがはあるのでないでしょうか。どの教科書も学習内容が削られています。80年代からの「ゆとり教育」です。かわいそうなのは子供たちです。
'05.4.4日、4.11日、4.18日、.朝日新聞、西村和雄京大教授
関連記事:散歩道<81>文系と理系の営業感覚、<89>珠算塾の話、<307>理科離れ(数学)(1),<308>理科離れ(数学)(2),<309>理科離れ(数学)(3)、<427>苦手な漢字
備考:<485>紙上特別講義・学力(1)・創造性(2)、<486>紙上特別講義・学力(1)・学力(3)と続く、