散歩道<2579>
社説・株価暴落・不安の連鎖を断ち切れ(2) (1)〜(2)続く
大和生命の破綻は特殊なケースではあるが、株安が更に進めば、苦境に陥る金融機関が出るかもしれない。当局は金融機関の経営内容を、いまいちど総点検してほしい。
同時に、破綻に備えて安全網を整備しなおさないといけない。中小金融機関への公的資金を注入するための「金融機能強化法」は、今年3月に期限が切れ失効している。生保への公的支援制度も来春で切れる。
これらの復活・延長などを盛り込んだ対応策を自民、民主両党が検討している。地方経済の不振もあって、経営が苦しくなってきた中小金融機関もある。取るべき対策を総まとめにして早急に実現させるべきだ。
主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が開かれる。金融危機に対する主要国首脳会議(G8サミット)の開催も検討されている。日本はサミットの議長国として国債協調を主導しなけえればならない。
また、日本の主要企業にも注文したい。たしかに世界不況は逆風だが、これまでの好況でため込んだ蓄積も各企業にある。逆境のときこそ、それを次の成長のために使ってほしい。
'08.10.11.朝日新聞