散歩道<2561>
再興・第93回・院展
最終日の1日前ということもあり、多くの見学者が来ていた、男女老若ほぼ平均しているようだ。何人かの人は同じ絵を立ち止まって近づいたり、遠ざかったりして、目を細めたりして鑑賞されていた。
大作が並んでいる、入り口のすぐ側には大きな絵・平山郁夫さんの「ルルド」、入ったところには、福王寺一彦さんの「月光」が飾られている。どの作品も大きく、一生懸命描かれたことがよくわかる、今日も好きな絵を中心に見、次に賞をとった作品をよく見た。
今日の絵で気がついたのは、背景に仏像とかが描かれた絵が少ないこと、ぼこぼこした木肌の感じや、牛やサイの皮膚の表面が実に実物に近くごつごつとした盛り上がり、朝や、夕暮れなど、おぼろげな色、霧がかかったな色等、実に絵具の使い方がうまい。自然の山の様子、季節の変わり目、水面に出来た波紋、古代の遺跡の前でたたずむ若い女性等、ヌードみな美しい。枯れている木の葉が1枚1枚穴があいている様子を、*1同じような状態の絵を昨年も見たことを思い出した。
独創的というような要素は人が思いつかないような絵か、構成か、色の使い方か、ぼこぼこしたような色の盛り上がり(隆起)か、勝手なことを思いながら絵を見ている。
いつも見ている自然をそのままに描くことの難しさに気がついた。一方、写真と見間違えるような絵ではあるが賞はもらわれていなかった。
好きな絵葉書を何枚か買った、大きさから感じる迫力、実物のごつごつした感じや、ベールの上から見ているのかと錯覚するような感じは写真では表せないのだと、やはり実物は素晴らしい*2と実感した。
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備考:<2558>-4、オルセ美術館・実物の絵*2