散歩道<2545>

                         世相(93)・北京パラリンピック

 パラリンピックの開会式、閉会式は実に多くの人が参加した素晴らしいカラフルなオリンピックあった。一糸乱れぬよく訓練された見事な演技だ、そこで演じられた人たちは傷害を持った人達であったという。開会式で聖火に点火した人は車椅子ごと地上40bまで上っていった。中国には8000万人の傷害を持った人がいるそうだ、競技自身は健常者と同じぐらい、いや、それ以上に厳しいものであった。今まで、パラリンピックはどちらかいうと、心身障害者のどこか弱者の競技だという見方があったようだが、これからの競技は記録を争う競技になったということで、より健常者の競技に近づいたといえる。陸上競技(800bの金メダル・伊藤智也、銀メダル・高田稔浩)、義足の幅跳び(銀メダル・山本篤)、走り高跳び(5位・鈴木徹)、円盤投げ(銅メダル・大井利江)、車椅子マラソン、片足がなかったり、一本の手だけでの水泳競技など、車椅子のバスケットなどその激しさはすごい。
 テニスで優勝した彼
(国枝慎吾)*1は、こんなに頑張っている障害者の競技を多くの人が見てくれる為にも、自分は優勝し、人の関心をパラリンピックに引き付けなくてはならないと言ってその責任を果たした彼は実に見事である。
 パラリンピック日本の監督・大久保晴美さんの言葉が印象的であった。
(足や手など)なくなったものを後ろ向きに言うのではなく、あるもので前向きに考えるという。
 この大会を通じて街はバリアフリー化され、より多くの人が身障者に関心を持ち、住みごこちの良い中国になったということである。
 この両大会で明らかになったのは、国がかける金額の大きさがメタル獲得数と比例することである。中国や、イギリス、アメリカなどでそれは証明された。盲目ランナーの伴走者にかけられる費用は日本ではマラソンの半分の距離だけだそうである、これでは競争に勝てないと思う。また応援に行っている家族の人を思うと、ほとんどは選手の家族で、この負担は大きく大変だろうと思った。

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備考:'09.8.26.朝日新聞・障害者プロテニスプレーヤー国枝慎吾氏*1は、ユニクロと所属契約、お互いに世界一を目指すといういい話。頑張れ!