散歩道<254>
学術講演会・「シリアを歩んだ30年:中東の嵐を考える」・ネアンデルタール(化石人類)
シリア・アムット洞窟、シリア・デデリエ洞窟、イラク・シャニダール洞窟の発掘に参加された人類学者・赤澤先生の話「シリアを歩んだ30年:中東の嵐を考える」の講演会を聞くチャンスがあった。その概略は以下のとおりです。
ネアンデルタール人が生存していたといわれる16万年前、エチオピアで生存していた現代人の16万年前の化石が最近、発見された。このことによりネアンデルタール人が祖先の現代人と当時、中東の何処かで会っていたことも考えられるという仮説である。ネアンデルタール人は埋葬の習慣があり人骨などを多く残している、例えば人類歴史上初めて、花に包まれてて埋葬したこと、や植物(リンゴ、梨、葡萄、イチジク、ざくろ、キャベツ、タマネギ、にんじん、オリーブ、アブラナ等)作っていたこと。
又、今、見つかっている子供の人骨から、コンピュータ・グラフイックを使って成人になったときの脳の大きさや、顔形や身長、歩き方、生前の様子等、色々のことが想像できるそうである。ここでの学者の興味はネアンデルタール人と現代人が交わることがあったか?、交わったとすればそこで何が起こったのか?等。しかし、何を考えて生きていたのかは残されたものからは今は想像できないということだ(遺跡を見つけることが出来ても、脳を見つけることはできないから)。
これらの研究から、文明人の今の姿勢、精神文明の反省等、現代の状況を考え直す為の提示が出来る。
今回の戦争でバクダットでは多くの考古品が博物館から略奪され持ち出された。これらの歴史遺産、人類遺産は人の知識と、努力や、評価が無ければ、このようなものは守ることが出来ない。そのような教育を現地の人にしてきたか、人類学者とか考古学者が反省させられているという指摘もされていた。戦争はこのような人類の被害考えても大変間違っている。2009年7月10日 2013年4月4日
'03.12.15. 学術講演会・「シリアを歩んだ30年:中東の嵐を考える」・人類学者・赤澤先生
(第18回公開シンポジウム「アイデンティティーに悩むネアンデルタール」は'04.1.24〜25.東京国際交流館で開催されるそうです)
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