散歩道<2528>

                  耕論・混迷の政治抜本改革には政権交代 党と政府二重構造崩せ(1)            (1)〜(3)続く

・・・現在の政治の混迷は、何が一番大きな問題ですか。
 「政治のクオリティー、自民党のクオリティーが下がっていることだ。特に自民党固有の問題が大きい。戦後の大半の時期、一党支配で政権をたらい回しにし、特に93年に下野した後は、何が何でも権力に執着するようになった。社会党との連立といった奇策で政権を奪還し、小泉さん、安倍さんと大衆受けのする人で選挙に勝とうというポピュラリズム
*1政党になってしまった。でも、福田さんは大衆受けしなかったからね(笑い)
○○ 
・・・・解決策はありますか。
 「民主党による政権交代しかない。自民党一党支配で、政府と党の役割分担が不明になった。その点では、中国やベトナムのような共産主義国家に似ている。政治が、党と政府の二重構造になっている。内閣とは別に、党に政務調査会や部会があり、それが各省庁と癒着して、過去の政策をそのまま続けてきた。政治家は官僚に丸投げし、官僚
*2が政策の方向を決めてきた」
 「先進国型の政権交代を一度経ないと、この構造は変わらない。日本人は政権交代になれていないから不安を抱いているが、民主主義は政権交代が減速。つぎの総選挙で民主党が勝てば、政権交代は定着するはずだ」
・・・・細川内閣で政権交代が実現しましたが、状況は変わりませんでした。
 「与党を入れ替えるだけではなく、システムそのものを変える必要がある。小泉構造改革は偽物だった。世の中、特に公的セクターの仕組みを抜本的に変えないと、永田町と霞ヶ関の関係,中央と地方の関係を変えねば成らない」

'08.9.7.朝日新聞・早稲田大学教授・榊原 英資氏

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