散歩道<2527>
耕論・混迷の政治・虚のテーマでの偽りの対決 劇場型でなく(3) (1)〜(3)続く
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・・・本来政治が取り組むべき課題、嘘ではない「実」の課題とは何ですか。
「もっとも重要なのは『高福祉・高負担』か『低福祉・低負担』かを選択すること。これを正面から国民に問いかけた政府は世界にありません。相当しんどいことになるから。しかし避けられない。日本社会の根本の問題だ」
「今の日本人は身の丈に合わない生活、過剰な生活をしている。全員で、生活水準を少し、たとえば1割ほど下げたらどうか。株による荒稼ぎを少し制限したり、モノつくりに専念できるようにしたり、あるいは地産池消をひろげ意図的にグローバル化を一部ストップさせたり。これこそ本当の『保守主義』なのだが。でも実際に打ち出したら、その党は勝てないでしようね」
・・・・今後の政治に期待できることは。
「強力なリーダーシップではなく、調整型を地道にやってもらうことだ。今は矛盾する課題が多く、あれかこれかで決められない。面白くしようと劇場型になっても困る。むしろ国民の自立的な活動、政治の枠組みの外の行動に希望を持ちたい。アフガニスタンで亡くなった伊藤和也さんのように、命を賭けて活動しているNGOの人もいる。かれらは日本外交を代りにやっていた。国内でも、環境から省エネまで、国民自身でできることはたくさんあります」
'08.9.7.朝日新聞・劇作家・評論家・山崎 正和氏
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