散歩道<2515>

                     五輪後の中国ざわめき・権利意識高まり官と対立(1)            (1)〜(3)続く

・・・・北京五輪が閉会しました。東京五輪後の日本、ソウル五輪後の韓国は、いずれも経済発展を遂げましたが、中国はどうでしょう。興梠(こうろぎ)一郎さんは商社マン、外務省の専門調査員、大学の共感として、20年近く中国を内外から調査研究しています。今後の中国を考える上で何に注目ていますか。
 「社会の変化、ざわめきです。民衆の不満がオモテに出てきた。農村では過激な集団抗議が頻発しています。貴州省甕
(おうあん)安県では、地方政府のビルや公安(警察)の建物を遅い、火をつけたり破壊したりするなど、権力の象徴が標的になった。一方、大都市では市民による静かなデモが行われています。『買い物に行こう』とか『散歩に行こう』とメ−ルで呼びあい、女性やお年よりもゲリラてきに集まる。上海ではリニアモーターカの居住地通貨に抗議しましたし、アモイと成都では石油化学工場に強く反対ました。官と民のせめぎあいが起きています。

'08.9.1.朝日新聞・神田外語大教授
興梠(こうろぎ)一郎氏

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