散歩道<2477>
経済気象台(365)・Change ・・・・・発想を変える
無力感と虚脱感、そして今後に対する不安感に今国民は襲われている。わが国の社会も随分変わった。世界の変化はさらに激しく速い。加えて米国発の激震が大津波となって世界の津々浦々まで押し寄せてる。かかる状況にあって国は内外の変化の本質を見極めこの先にくるものを予測し的確な手を打っているか。将来に向けた国づくりの施策をプログラムにのっとり着実に実行しているか。いずれもNOである。
「ねじれ国会」は政治行政機構の制度疲労をあからさまにした。役所権限の維持拡大を通して自らの生計基盤強化に精を出す役人。ひたすら選挙対策とパフォーマンスに励む政治家。彼らは既存の枠組みに寄生している。汗水流して働き、多大な税金を払いながら政治にも行政にも将来を託せない現実は国民の無力感と虚脱感の淵に落としやる。まずこの制度疲労の激しい政治行政の枠組みを根本から変えることが、これからの様々な取り組みの前提となろう。
大阪府の取りまとめた「大阪維新プログラム案」には様々な意見があるようだ。だが、若い府知事が見据えているのは行政の枠組みを根本から変えることだという。大いに期待したい。国は大阪府の取り組みを正面から受け止め、国全体の機構改革と連動させるべきである。
それを担うのは誰か。民主党の代表戦が近づいてきた。政治行政機構をどう変えるのか、どんなステップで変えようとするのか、はっきりした構想を見せてほしい。そして将来を託せる、少なくともそう期待できる若い世代が陣頭に立ってほしい。「Change」をキーワードとして行動する若きリーダーの登場を望むのは何も米国民だけではない
'08.7.31.朝日新聞
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