散歩道<2460>
                           面白い話(189)・小生さばを読む

かたえくぼ:星野ジャパン誕生:けられても壊れないベンチを作る・・・・・・・・・北京五輪の球場(冬日和)
 備考:星野監督が'18。逝去された、ご冥福を祈ります。


                          あまりへりくだっていない
「小生」
 イギリスでは、”北京オペラ"と呼ばれるように、中国の代表的古典劇京劇は、歌が中心で、役柄によって発声法が異なっているのだそうだ。男役には、立役の生(しよん)、敵役の浄(ちん)、三枚目の丑(ちょう)などがあり、役者は、それぞれの役柄に徹することが要求されているという。同じ主役を演じるのが生でも、年老いた役を演じるのが「老生」、若い役を演じるのが「小生」(しようしん)
 ここから、年配者に対して、自分のことをへりくだっていうのに「小生」というようになったという説がある。したがって、「小生、ますます元気で・・・」などと老人が手紙に書くのは、自分がまだまだ若いことを証明していることにもなる。
樋口清之氏

                       目にもとまらぬ魚河岸(うおがし)の早業「さばを読む」
 歌手やタレントがデビユーするとき、自分の年齢をごまかして実際より若く発表するのはよく使われる手なのだそうだ、この方法の元祖は、魚河岸だという説がある。水揚された鯖(さば)を数えるとき、目にもとまらぬ早業でやってのけ、その数をごまかしたところから「さばを読む」という言葉が生まれたというのがそれである。魚河岸の名誉のためには、この言葉には、別の説もあることをつけ加えておかねばならない。
 
昔は、魚市場のことを「いさば」と言い、魚河岸式の数え方”いさば読み”が省略されたというものだ。二百カイリ問題で、イワシやサバが見直される昨今、サバを読む人間が増えなければ幸いだ樋口清之氏