散歩道<2445>

                     元文化庁長官・河合隼雄様に聞く・京都の観光は元気がありますか                 481から移動しました
                      関西から文化力を発信することを呼びかけている。

 京都の文化を高める為には
:文化的なことをするプロデューサやコーディネーターを大学などで育成することが必要です。何かやろうといっても旨くまとまとまらない。何をしたらいいのかわからない。そんな時にこんなアイデアがありますとか、こうしましょうとか、それを言う人が実はまだ少ない。京都はボランティア活動が盛んなところで、優れたプロデューサーが出てくれば、街はもっと元気になります。府や市は文化に力を入れています。
 京都の観光は元気があると思いますか。:京都は世界に発信できるものをたくさん持っています、観光はまだ上滑りです。観光でお寺を3ヶ所見て回っているだけではリピーターになりにくい。僧侶から禅の話が聞けたり、お寺で笛の音を楽しめたり出来るような、もう少し深めた観光だと京都の心を感じることが出来る。欧州や米国で仏教の話をすると、みなの関心が高い、しかし、京都のどこに行けばそういう話をしてくれるのか、と質問をされる。外国人を対象とした様々な企画や体験型のツアーもしてみたいですね。
 京都で注目していることは
:京都の面白い所は、古いものを保ちながら、新しいこともすることです。「京都国際マンガミュージアム」はその典型です、建物も新しいものでなく閉校した小学校の校舎を生かしたものです。マンガミュージアムの果たす役割は大きい、人の話を聞く事がカウンセリングです。押しつけても何もならない、要はカウンセリングを受けに来る人が潜在能力がもっと出てくるようにすることです。出てきたら問題が解決します。京都はもっと元気になる潜在力を持っている。ただ、まだまだ使っていない。だから引っ張りだそうとしています。元気がない、元気がないと繰り返していたら、元気がなくなる。文化で日本を元気にしよう。「関西元気文化圏」と呼びかけることで、思った以上に皆が動き出した。これを一層発展させていきたいです
朝日新聞'05.4.3.


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'07.7.19.河合隼雄様が亡くなられた、ご冥福を祈ります