散歩道<2417>
ワイド・私の視点・「間接殺人」を私達は犯している(2) (1)〜(2)続く
政治家も国民も「世界同時謝罪」を
・・・・・現場で感じた思いを、視聴者にどのように伝えよう心掛けていますか。
「いま『間接殺人』といいましたが、はっとする印象が残る表現で振り向いてもらいたい。テレビの手口として、役者さんらがアフリカを訪れて地平線に沈む夕日などを眺めて人生観が変わる、というのをやりつくしてきた。女優さんのどアップ。感動の涙がひとしずく、ふたしずく・・・・・。こうしたつくりっぽいのは、やめないと。『大変なことが起きてます』と実況中継するのではなく、内面に沸き立つ感情を大切にしています」
・・・・今回、電気自動車、「ELIICA]を開発した清水浩慶応大学教授、環境考古学者の安田喜憲・国際日本文化センター教授と対談されました。
「その自動車を自分で運転しまたが、加速、安定感ともに、すばらしかった。私が子供の頃電気冷蔵庫、電気掃除機などみんな電気がついた。珍らしいから。先端技術を持つ日本は、例えば電気自動車の普及を加速させ、早く電気という表現を消滅させないといけない。安田喜憲教授*1からは、日本人が『森を大切にする心』を持ち、江戸時代まで循環型の社会を作っていたという話を聞きました。テレビは大反省すべきですね。森というと、スタジオジプリだけに任せてきたわけですから(笑い)。欧州はかって森を破壊しつくしたが、日本は森に蓄えられた水で稲作を営み、生態系を守っていた。日本のこうした精神性を世界にもっと紹介していい」
「今後、石油中毒の産業構造を転換しないといけません。それには、私達は成長をよしとして頑張ってきたけれだ、行き過ぎがあったと認めること。求められるのは『世界同時謝罪』です。政治家も国民も北海道洞爺湖サミットでみんな謝る。まず意識転換をすることが、将来に負の遺産を残さないことにつながるのではないでしょうか」
'08.7.5.朝日新聞・ニュースキャスター・古館伊知郎氏
関連記事:散歩道<947>*1安田喜憲氏・21世紀の環境・経済・文明講演会(1)〜(3)、<検索>環境、