散歩道<2392>
グローバリズムの正体(3)・@戦争経済・負担300兆円、米の危機加速
○ ○生活水準も悪化
・・・・・戦争が引き合わないこともメッセージですね。
「戦争は経済にとってよくないものだ、ということが分った。湾岸戦争が米国の景気後退を招いたように、短期的には経済を損ない、長期的には生活水準を引き下げてしまうのだ」
・・・・戦争がこれほどまでひどく経済を壊してしまうのはなぜでしょう。
「一つには、石油価格高騰の影響がある。石油輸出国に米国の富が奪われてしまったのだ。もう一つは、これまでのどの戦争に比べても、民営化が進んだことが大きな理由だ。米国がネパール人労働者をイラクで雇っているように、外国での出費が多くなっている。さらに、米国の経済未来を損なう要因としては、今回の戦争がクレジットカードの使い回しのような借金で行われているということが揚げられる」
・・・・日本経済も影響を受けました。現在と今後をどう見ますか。
「向こう1〜2年は日本とって非常に困難な時期となるのではないか。米国が世界中に問題を撒き散らしているからだが、特にドル安が日本の対米輸出や競争力を低下させる。世界的な混乱も、日本にとって困難を増す。せっかくデフレから立ち直ろうとしてきたのに、新たなショックに見舞われている。誠にタイミングが悪い」
「中国の成長率も2〜3%下がるだろう。外部環境がどんどん悪化していくのだから、容易なことではない。日本にとっても試練の時期を迎えるのは避けられないだろう」
'08.5.19.朝日新聞・米コロンビア大教授・ジョセフ・スティグリッツ氏
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