散歩道<2327>

                     世相(77)・妻尚中さんの”夏目漱石の三四郎”と解説

 NHK・TV、をつけたら、妻尚中さんが、"夏目漱石の三四郎"の解説をされていた。そこで解説されていたのは(全部は聞けなかったが)、以下のような話である。”命の根が浮遊している。自分の生命の根が見えてこない。それを埋める今の東京、有象無象の美禰子がいる。東京の近未来小説。愛でも金でも希望を持てない人の話”と言われた。
 妻尚中さんの
”夏目漱石の三四郎”解説に、今の日本の東京の様子を、丁度100年前に夏目漱石が予想していた内容に興味を持ち、それでは読んでみようと、インターネットで検索し、出てきた”夏目漱石の三四郎”の文章を読んだ。 私も、この本を若い時に一度読んだと思うが、中身については、記憶が全然ない。インターネット小説だと、横書きになるのだと確認。見た目、画面一杯に広がる文章や何ページにも続く文章には少しうんざりする。長い文章は読者も大変だと感じた。このように画面上で読む事を読者はどう思うのかなど、参考になった。読んだ後、何か読みきったという満足感は得られなかった。
 そこで気付いたことは:画面上の文章を、何回かに分け読んだので、どこまで読んで、次はどこから始めたらいいのか?、マークを大きな項目の何行目というようにノートに書き残す、本とは違う別の苦労がある。これまでの長い習慣で本に向かう心構えのようなものが、画面で読む文章に、出来ていなかったのかも知れないし、ひょっとして苦労なく簡単に希望の文章が検索で出てきたことが、有難さを感じることが足らなくなっているのだと思う。
 この本の中で、時代背景や感覚、人との関係、スピード感など、今味わえない懐かしさがあった。感想文を書くところまではいかなかった。

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備考1:'08.5.8.朝日新聞に”ケータイ小説に一言申す” なぜウケる? ■ これって文学? ■ モテの秘密も?という新書に雑誌、論評続々とある
備考2:この本は1908年丁度今から100年前に書かれた、東京の風俗や明治の知識階級を描いた青春小説と説明されている。

備考3:友達から、文章を作るのはいいが、途中で抜け出られるようにマーク(top.next,.back)等を所処に置くようにと、アドバイスもらったことを久しぶりに思い出した。