散歩道<2306>
面白い話(185)・ランドセル・弁当
かたえくぼ:五輪女子マラソン:素材は控えも含め、これまで通り厳選しています・・・・・・・・・天満屋(一文字)
オランダの乞食の袋「ランドセル」
明治の中ごろ、のちの大正天皇が学習院に入学されたとき、伊藤博文(ひろふみ)がお祝いに献上したのがランドセル。いわば、大正天皇が、日本でランドセルを背負うわれた最初の小学生というわけだが、その後、学習院では全生徒に使わせるようになり、やがて全国に普及したという。このランドセル、もとは軍人が行軍のとき背負う行嚢(こうのう)を意味するオランダ語のランセル(ransel)から出た言葉。幕末のころ様式の軍隊制度が取り入れられはじめたとき、輸入されたという。が、もとはオランダで、15世紀ごろ、乞食が肩にかつぐ袋をこう呼んだらしい。ランドセルにこんな来歴があったとは、さすがの明治の元勲もご存じなかったようだ。樋口清之様
安土城の名残り「弁当」
日本で最初に天守閣を備えた城は、戦国時代の武将織田信長*1(おだのぶなが)が築いた安土(あずち)城。1574年に着工し、1579年に落成したというから、この間に工事に従事した人夫は相当な数に上る。そこで頭を痛めたのが食事。何とかいい知恵がないものかと考えたあげく、ご飯をあらかじめ折などの容器に詰めておき、飯時に配ろうということになった。これなら、いくら人数が多くても、一度に食事ができて能率的だ。かくて、今の小中学生からサラリーマンまで愛用されている「弁当」が生まれたという説がある。その名まえも、配当に弁ずるということからきた。安土城、今はその姿をとどめていないが、便利な遺物をわれわれに残してくれたものだ。樋口清之様
関連記事:散歩道<1023>-1・*1常識の外側・長篠の戦、<1620>*1聞いて見たいあの人の言葉、<2064>*1コンペイ糖