散歩道<2304>

           講演会・渋澤栄一と張謇(ちょうけん)  日・中・近代企業家の比較(1)     (1)〜(2)続く        自分なりに纏めた。
       写真は目白の女子大学で、90歳の高齢になった澁澤老子爵の長寿祝賀会を祝う女子学生にニコニコの澁澤さん(S.4.8.1号、国際写真情報)

1、共通点:両国の工業化、地域の成功者であり、洋務運動に努力する。
  儒学思想は共通、特に渋澤は論語の精神”徳”を重んじた。    
  渋沢栄一
(1840-1931)は西欧訪問、2年間の留学中にいろいろな西欧の制度を勉強する。日本の明治政府の富国強兵政策のなかでも事業の育成に努力する。
  張謇
(1853-1926)は日本国中を2ヶ月に亘って視察に回る。中国最初の近代西欧化政策に努力する。
 
2、張謇は科挙試験に合格した秀才である。特に教育事業に力を入れ、西太后に認められ、中国の近代西欧化に努力し、力を発揮する。その思想は、儒教、仁、孝、民本主義
(庶民のため)を重視した。しかし事業に最後には失敗する。それは、管理知識不足、経営意識の欠如と考えられるが、その場合に中国、日本の社会的分析がもっと大切ではないかと考える。(コメンテーター猪木氏から指摘)
(そこにはに日本と中国の当時の社会情勢の違い、特に株式会社が日本には他の諸国と比較して容易に導入できたことが大きかったのではないかと考える。猪木氏
 

渋沢栄一氏の主な功績:第一国立銀行、東京株式取引所、富岡製糸場、王子製紙、東京海上保険、秩父セメント、帝国ホテル、東京市養育院院長、聖路加国際病院初代理事長、東京慈恵会*1、日本赤十字社、東京商法講習所(現・一橋大学)設立等、

'08.4.23.中国社会学院世界経済政治研究所教授・周見(しょうけん)氏、コメンテーター国際日本文化研究センター所長・猪木武徳氏

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*1.慈恵会医科大学創設者・高木兼寛の話・吉村昭著・”白い航跡”