散歩道<2280>
美術展・1、千住 博展・2、美術展・エミリー・ウングワレー展
1、千住博展・ハルカナルアオイヒカリ
2008年3月31日 真っ黒闇の中で見る。画面一杯の青い大きな滝、幻想的な感じを抱かせる。制作現場のニューヨークのアトリエやそこで思索を思い巡らしている様子などが、映し出されていた。京都の寺の襖に描かれた絵、過去、未来が同居している感じである。滝の瀑布から飛び散る、霧状の粒が実際にそこに立って見ている感じを抱く、筆ではなく噴霧器やバケツ一杯の絵の具など、我々が日頃画家が描かれている絵というものとは別のものであるという印象である。実に大胆で、迫力もある、又自然がそのままに描かれているのが、そこに出現しているのである。日本のいまを代表する、世界でも先端をいっている誇れる絵なんだと思ってみていた。
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備考1:この暗闇の中の滝の絵は、古代人が洞窟の中で、もれ来る光りをイメージして、躍動する動物や自然をそこに絵を感じ、制作されたものだそうだ。NHK.2008年5月10日
備考2:この絵具は蛍光塗料が使われているそうである。
2、美術展・エミリー・ウングワレー展 アボリジニが生んだ天才画家
実に色鮮やかな数多くの絵である、圧倒的な大きさと細かさと自然や花の色鮮やかさで絵が一杯に満たされていることである。これだけの絵が世界の潮流から影響を受けないオーストラリアの現地の地域で、独自でさらに、今の美術の世界でも大変高い段階まで高められていたことに驚きを感じる。描かれた絵の背景には自然の現象なのか、この地域で起こっている大自然の姿の一部なのか、昔はこのような情景であったのかなど、興味引くものである。発想の原点に先住民の祭りや儀式、女性の仕事の一部や、染色技術、植物の根、地層のひびやボディーペインティング等からきているというから少しは納得できそうだ。
今日の展示会は広告でたまたま見つけたわけだが、このような新しい発見はもっと騒がれていいのではないかと考えたが、それは今、日本と豪州政府が捕鯨の問題等で?ギクシャクしていることとも関係があるのではと、勝手にいらんことを考えていた。2008年4月9日大阪国立美術館、
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備考2、:オーストラリアのど真中の洞窟の中に古代のアボリジニが残した絵がある、狩をしているところ、カンガルーや数頭の牛や女性の子宮を表したもの(これは繁栄を表す)又、動物の急所は、食べてはいけないところを示したものと考えられる。又”雷神・ナマゴン"は洪水を起こすことを教えている。これらの絵は、情報伝達の意味を表しているそうだ。
備考3、拓本(たくほん):散歩道<2315>*1日本の独自の方法で遺跡の凹凸を明らかにするのだそうだ。 NHK.2008年5月10日
備考:2008年6月22日 NHK日曜美術館で、エミリー・ウングワレー展が取り上げられていた。