散歩道<2278>
文章・「日本人は12歳の少年」・マッカーサー解任さる。1951.(昭和26.4.)
連合国総司令官(GHQ)最高司令官の職を解任され、アメリカへかえったマッカーサー元帥の証言として,日本人をア然とさせた有名な言葉がある。「近代文明の基準から図れば、われわれの45歳の発達と比較して、日本人は12歳の少年のようだ」
コーンパイプにサングラスで厚木飛行場に降り立った日から、実に5年7ヶ月余も日本に君臨し、帝王のように振舞った人が、トルーマン大統領によってあっさり首を切られたのは、1951(昭和26)年4月11日のこと。理由は、朝鮮戦争の戦略戦術方針が過激なためである。あのとき日本中が、名残を惜しんで帰国を見送ったのにこの言あるとは、と日本人はガッカリした。
しかし、軍歴を閉じるにさいして語った言葉もその1方にある。
「日本ほど安定し、秩序を保ち、勤勉である国、日本ほど人類の前進のため将来建設的な役割りを果たしてくれるという希望の持てる国を。私はほかに知らない」どっちを信じたらいい?半藤一利さん
関連記事:散歩道<598>アイデンティティー・日本人12歳の記述、<検索>半藤一利さん、
備考:講演会('08.3.18.北極から日本への講演会での追加報告)のコメンテーターされた、国際日本文化研究センター教授鈴木貞美氏によると
終戦直後、占領軍は占領戦略をスムーズにやるため、日本文化に上記のような考え方を持っていたのである。それにより日本文化・伝統を一方的に打ち消すような方針を打ち出すことになった。日本を西欧化への道に強引に導いたのだと思うとコメントされた。
それは今から考えると、間違いであったと言わざるをえない。何故なら、当時、西欧に文化的評価できるものは少なかったのが事実ではないかと思うからだ。このことが日本人に特に精神的な弱さを長い間にわたって植えつけることになったと考えている。(これは私の考えですが)
関連記事:散歩道<198>日本的文化・伝統無視は100%間違い、<198>伝統無視は100%間違い辻井喬様の話から、<1372>経済気象台(85)・「和魂和才」のすすめ、
関連記事:散歩道<1716>-2、(中曽根氏・藤原正彦氏・竹村健一氏と対談から)、明治以降、日本政府は3回の日本文化を否定してきた、明治時代・廃仏毀釈、第2次大戦後・日本文化の全面否定、バブル期・金が一番大事なものだという間違った教育をした。2008年4月5日