散歩道<2260>
                    講演会・都市と共和制と多数決原理(2)・古代ギリシャのポリス形成について                (1)〜(2)続く
        
今日の講演会は同時通訳、及び講演内容は正直よく分らなかったが、配られた史料を自分なりに纏めることに挑戦した

ポリスの行く方  −1、ポリスは民主制と寡頭制の間で揺れていた。貴族という社会層と民衆という社会層が拮抗していた。人が裁定に加わらない限り、独裁者か。王か、または少数の人びとが支配する。この場合は民衆は「民主」とはならない。
5−2、アテネにはほかのポリスに見当たらない要素が2つ、(1)民衆が政治に加担した勢い、(2)民衆の力を支え、もしくわ反映する民主思想(イデオロギー)。
5−3、少数意見も民衆に漏れることはなかった.。(民衆集会に漏れたのは、評議会が合意で下した提案のみ)
多数決の危険 −1分裂の危機・争論では不調和音が生じがち。
7、
多数決による発展性が生み出すもの。  −1多数決を平常に行うものであれば、それによって特定な発展が起こされる。
 −2、ギリシャのポリスは全会一致を基礎とする共同体より多くの社会問題や政治事項について決定した。
 −3、自由な人間自身は人間の行動に関して規制や法律を設けるが、そのような規制やルールは如何なるものであるべきか。
 −4、新しい思想や施策行為
 
全員一致では概ね演説者が相違点を明確に示さないようにする。逆に多数決を目指す集会議論では演説者は討議的に相違点を概ねはっきりさせる。
 −5、説得方法、全会一致では、反対意見に反駁することはしないが。論争では反駁が重要で、狙いは聴衆の多数の得票にある。反駁は相手の立論の前提もしくわ根拠の合理性に対する疑問を意味する。
−6、古代では、立論の方法を哲学的に分析する科学、いわゆる論理学はもっぱらギリシャで、多少はインドも発展したという歴史的事実も偶然ではあるまい。
−7、合理的立論及び多彩な学問の形成
 
西洋の科学という概念は(1)データーを論理的にそって体系的に考察することを意味する。同時に(2)その方法とデータを特定な分野に限定して考察することを意味する。科学は以上2つの側面を持ってギリシャで成立した。ポリスに支えられたヘレニズムの2つの大きな成果は紛れもなく共和制及び科学である。この2つは相互に絡んでいると思われる。

'08.3.7.ドイツ・ロストク大学教授・エゴン フライグ教授
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