散歩道<2183>
海水から真水 大モテ(3) (1)〜(3)続く
濾過膜、日本勢シェア5割 中国、廃水再利用で需要増
青いダイア投資家注目 浸透膜市場の成長を受け、他業種からの新規参入も増えている。これまで水処理を手がけてこなかった米GEや独シーメンスグループも最近、相次いで米などの膜メーカーを買収。中韓の企業も新たに製造を始めた。
さらに投資マネーも水関連産業に向かう。金融界では「ブルーダイアモンド」という言葉が使われ始めた。石炭が「黒いダイヤ」であるように水も高価なダイアに相当するという意味だ。ウオーレン・パフェット氏ら著名投資家も水関連産業の成長性を強調している。
日本でも水関連産業の株式を組み込む投資信託に人気が集まる。野村アセットマネジメントが04年に販売開始した投信は、資金が集まりすぎ、今年5月に募集を停止した。日興アセットマネジメントは6月、三菱UFJ投信も7月から同様の投信の販売を始めた。
国連開発計画の「人間開発報告書、2006」によると、現在、世界の43カ国の約7億人が水不足で不自由を強いられている。さらに25年には、その人口が約30億人に達すると推測している。。深刻化する水不足への懸念が投資家層の水への関心を高めている格好だ。
ある業界関係者は「今は中東などの金持ち国を相手に水づくりの手伝いをしているのが実情。水が必要なのに貧しくて手を打てない国は、たくさんあるのだが」と語る。
'07.9.11.朝日新聞
視点:外交戦略に生かせ:この100年のうちに、地球の人口は4倍に増えた一方で、水の使用量は7倍増にもなった。水不足の国は中東やアフリカに集中しているが、今後は中国やインドでも生活に支障が出始めている。事態は世界的に深刻化しつつあるが、水資源豊富な日本では実感に乏しい。水はエネルギとともに国の存立の根幹をなす貴重な資源。水不足を解決する技術は日本の存在感を高める武器にもなる。ここは一つ産官連携で水つくりの外交戦略を描いてはどうか?
関連記事:散歩道<118>-5、水の文化・水の一滴、血の一滴、<188>世界水フォーラム・京都水紀行マップ、<1319>私の視点・砂漠化防止(1)〜(2)、<411>スローライフ・マングローブの樹、
![]()