散歩道<2172>

                            世界をよむ・超低価格車(4)                    (1)〜(4)続く
                                   インドが走る製造業大国の道
       

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タタ・ナノは、国内市場で身近な競争相手となる、インドのマルチ社と日本のスズキが共同開発した自動車の半値となりそうだ。T型フオード ファィアット500、と同じように、タタ・ナノは量販車として大量生産されてこそ意味があり、これはタタ・モーターズが生産規模を確保するため、輸出を必要とすることも意味している。同社は、年間生産台数を最終的には100万台に設定することを検討中だ。今は時期尚早かもしれないが、経済成長が著しいアフリカ、アジアおよび中南米の新興市場における自動車需要の増加を考えると。潜在的に可能だ。
 同社は、現在フオードが所有するランドローバーとジャガーに2つの英国の有名高級車ブランドの買収交渉をしている。実現すれば,超低価格車から高級車まで、自動車市場のすべてのクラスで競争できる新しい自動車メーカが突如として世界に生まれる可能性がある。これはまた、インドで自動車関連部品、設計、鋼鉄や道路建設など、その他の産業への国内と海外からの投資を刺激することにもなるだろう。2008年は、8月の北京五輪と、それに関連する大騒ぎによって中国の年となるだろう。しかし、タタ・ナノは2008年がインドにとっても重要な1年になることを示唆している。すなわちインドが真ち製造業大国として世界中の人々に認識される年になることを。

'08.1.21.1朝日新聞・ビル・エモット

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