散歩道<2171>
世界をよむ・超低価格車(3) (1)〜(4)続く
インドが走る製造業大国の道
自動車産業は、今後10年間インドの製造業発展の中心となろう。世界の自動社メーカーもインドに投資している。フオードは先日、インドの自動車製造に5億jを投資すると発表し、GM、ルノー、スズキ、現代などの仲間入りをした。地元メーカーのバジャージ・オートは、日産と共同で2010年に3000jの設定価格で生産開始を予定する小型車の試作品を発表した。各国企業は、インドに比べてより急速に、より早い段階で自動車市場が成長した中国へも活発に投資している。しかし、中国の地元企業はまだ世界水準からほど遠いが、インドには、一流の自動車メーカが出現した。この頂点に立つのがタタ・モーターズである。タタ・ナノの設計、製造上の成果を過小評価すべきでない。プロジェクトは軽量アルミ製で排気量624ccのエンジンをはじめとする30余の新案特許をもたらし、500人の設計者と技術者が4年をタタ・ナノの開発に費やした。彼等は安全基準を犠牲にせず、インドにおける現行の排ガスの甘い排出基準につけこむことなく開発を行ったようだ。この事実は、タタ・ナノが純粋に革新的な設計と高低技術の結実であることを示している。
'08.1.21.1朝日新聞・ビル・エモット
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