散歩道<2159>
面白い話(175)・ポケット・カレンダー
かたえくぼ:老舗の味:材料の違いはわかりませんでした・・・・・・・・・・・グルメ評論家(カーブ)
袖の下の隠し場所?「ポケット」
文明開化のころ、日本にない西洋の文物を日本語にするぐらい難事業はなかったろう。とくに、西洋の事物を使った比喩的表現は、現物が日本に入っていようがいまいが、日常的な事物に付随して煩雑にあらわれた、その1例が、ポケット・ディクショナリーの「ポケット」である。むろん、当時はまだ洋服は一般化しておらず、「小型」の比喩として、「ポケット」が通じるはずがない。そこで考え出されたのが「袖珍」(しゅうちん)だ。つまり「そでに入るくらい小型」とう言葉だった。後に本物のポケットは、「かくし」という語で一般化したが、袖の下や公金を着服することの上手な日本人らしい命名で、よくよく「袖」と縁の深い言葉だ。樋口清之氏
ついたちの決算日「カレンダー」
古代ローマでは、毎月のついたちのことをカレンデー(calendae)とよび、ローマ市民にとっては大切な意味を持っていた。というのも、この日に金銭を貸し借りしたり、利子を集めることに決まっていたからだ。今でいう決算日ともいえるが、こうした収支は、当然間違いのないように会計簿に記帳された。この故事から、会計簿をカレンダリュム(calendarium)というようになった。今でも、家計簿にちょっとしたメモをしたり、することがあるが、カレンダリュムも、メモなどに併用されるようになり、金銭の収支収以外にも使われるようになった。これが、現在の「カレンダー」の始まりであるという。樋口清之氏