散歩道<2145>
世相(53)・飛行機はなぜ1万メートルの高度を飛ぶのか?
離陸した飛行機は、斜め上を向いてしばらく上昇した後、水平飛行になる。客室乗務員たちは立ち上がり、機内サービスの準備を始め、シートベルト着用のサインも、とりあえず消える。この時の高度は、だいたい1万メートルである。その日の気象条件や目的地までの距離などにより、多少の変化はあるにしても、なぜ、いつもこの高さなのか。エベレストみたいな高い山のあるところであれば、それとぶつかるといけないので、高いところを飛ぶというのは分かる。しかし、高い山のないところなら、もっと低く飛んだ方が地上の景色がよく見えて、お客さんも喜ぶのではないだろうか。これは燃料の効率を考えてのこと。高くなればなるほど、気圧が低くなる。つまり、空気が薄くなる。そのため、空気抵抗がすくなくなり、少ないエンジン出力で飛べる。と言っても、もっと高いところを飛ぶと、今度は空気が薄くなりすぎて、エンジンを燃やすのにたくさんの燃料が必要になってしまう。この2つの要因を考えると、ちょうどいいのが、高度1万メートルなのである。理系の本
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