散歩道<2140>
世相(48)・160`の豪速球は何がそんなにすごいのか?
160`の豪速球は何がそんなにすごいのか?
スピードガンのおかげで、野球のピッチャーの投げる球の速さが瞬時に分るようになった。150`を超えると、かなり早いというのは、誰でも知っている。最近では、外国人が160`を超える球を投げ、話題になっている。さて、この何キロというのは、時速である。数が多ければ多いほど早い、というのは知っている。クルマが道路を走る時が50`前後、高速道路で100`、新幹線は300`くらい。一方、歩く速度は4`ぐらいで、自転車が20`くらいだ。いま挙げたのは全て「時速」。詰まり、1時間にその速度で進むと何キロメートル先にまで行けるか、という速さが「時速」である。同じ事を、1秒に進む距離で表せば秒速となるし、分即でもあらわす事が出来るが。日常生活では、とくにことわらない限りは、時速で表している。理数系が苦手となるかならないかは、小学校の算数の分数の計算で決るといわれる。なかでも、「時速」でつまずいてしまう人は多いようだ。[速さ」を示すのに「時間」と「距離」という別の概念のものを組み合わせて考えなければならないからだ。レッドソックスの松阪投手が投げた150`の豪速球と、阪神の下柳選手が投げる120`の球との速さの違いというのは、何なのか。実際にはありえないが、ボールが投げた瞬間の速さのままずっと空中を走り続けたとして、1時間後に到達するのが、松阪の場合、150`メートル先で、下柳だと120`先までしか到達していない、という意味だ。現実には、マウンドからキャッチャーミットまでは18.44メートルしかない。時速150`だと、約0.44秒である。1時間も、ボールは落下しないで空中を走っているはずがない。だから、より現実的な時間的感覚でいえば、時速よりも秒速で表した方が、実感がわくはずなのだが・・・・。それだと、数が小さくなってしまい、ありがたみが感じられないのかもしれない。理系の本
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