散歩道<2138>

                      対談・中曽根康弘さん・阿川弘之さん・竹村健一さん(1)                (1)〜(2)続く
          '08.1.6.関西テレビ・対談阿川弘之さんの新しい出版物「大人の見識」・軽操たる日本人に告ぐ・話や、対談の内容を自分流にまとめた。

 日本海軍の見識を学べ:社会全般に何となく過ごしている今の日本人に、大先輩から知られていない体験された貴重なお話を聞き、”喝”を頂いたことは大変有難いことである。海軍は陸軍に比し、ユーモアを大切にした。日頃はゆっくりでも、いざとなったらその気になれと、上官の悪口言うときもユーモアで対応できる、兵学校には自由な雰囲気があった。それは、海軍は英国の影響を受けたことによるものだ、(陸軍がドイツの影響を受けた教育であった)。学校には、戦前まで英国ネルソン提督の肖像が置かれていた。上官少佐、中尉との間でも自由に物が言える状況であった。例えば、戦前、日本の国力からして長期の戦争に耐えることは出来ないという考えを上官自身も持っており、現在、同盟国ドイツのロシア・レニングラードへの攻撃をみてドイツの形勢不利('41.9)な状況が一時ではあるが発生した。もう少しドイツの様子をみてから戦争は始める方がいいのではないかと、発言した中曽根中尉に、上官はだまっていたそうだ。当時ドイツが戦争に負けそうだとか、絶対的な上下関係の強い状況下で、このような話をすることはとても陸軍では考えられない話であった。海軍兵学校の教育は、世界のどの港、どの国に船が着いても、また、どんな立場の人に接しても、対応できる教育、女性のエスコートの仕方、ダンスのリードの仕方、お辞儀や、料理の作法など勉強したそうである。
 

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備考:'08.1.7.朝日新聞に観流として阿川弘之「大人の見識」の紹介があります。