散歩道<2110>

               1、 NIE近畿地区学会に参加して・3回目(2)、 2、高校生に素晴らしい勉強の指導           (1)〜(2)続く

 NIEの勉強も新聞だけにこだわらなくてもいいのではないか、他のメディアのものでもという意見もあるが、新聞以外の他のものから得られるものは他に見当たらない。携帯の画面で小説やニュースを読むという方法もあるとはいうが、(瞬く間に画面が消えてしまうのでは話にならない)。この方法で得られる情報はごく限られたものであろう。これから得られる情報では、皆を説得できるものになるとはとても考えられないし、大きく人が育たないだろうと思う。活字を媒介して得られる情報には行間も含め多くの情報がそこにあるのだと思う。実際に使用されているディベート学習のファイルが回された、子供が真剣に取り組んでいる様子やそこにコメントをつけられる先生の大変さも分る。このテーマは生徒から選ばれた希望のものであれば、全員で熱心に取り組むことになるだろうと思った。

 ここで私の提案です。先日('07.10.16.)のNHKのプロフェッショナルで、京都の堀川高校の荒瀬克己校長先生の発表を聞いた。「生徒に世界の高校生を集めてサミットを実施する」。計画から、案内状、会の運営、実施まで生徒中心に実施させる、その会議には56ヵ国から出席して成功裏に終わった。校長先生は金銭的なことに対して京都府教育科?との交渉についてはお手伝いをされた。任された生徒はそれに関するいろいろな準備段階について仲間と真剣に勉強する、それが(外国語のパンフレッド作成、会の中での発表の仕方、宿泊の面倒まで)本当の勉強であった、と生徒は確認し自信を持つた。また校長先生もこれが本当の生きた勉強ではないかと満足されていた。そこの高校の進学率は大変改善が見られた(国公立大学30倍のヒミツ)という話であったと記憶している。
 ここで
校長先生の発言を報告すると、”今まであったものの中に良さは必ずある”。”背伸びが人間を育てる”。これは高校生に対する素晴らしい勉強の指導ではないかと思う。
 恐らくこれを経験した生徒は、どの大学に入ったということよりも人生の中で、何をしなくてはいけないのか分ったと思う。このような勉強を、生徒も本当はしたかったのではないかと、この話を聞いて思った。


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