散歩道<2079>
けいざいノート・民主主義による平和(2) (1)〜(4)続く
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この説が本当なら世界中で民主化を進めることは、欧米や日本の利益になる。民主主義は単によい制度だから他国にも勧める、というだけではない。相手国が民主化すれば、民主国家の自国も戦争の危険が減る。つまり他国の民主化は自国の国益そのものになり、その促進は自国にとって合理的な政策となる。
実際、民主化を是とする日本や欧米先進国の外交政策はデモクラテック・ピースの論理を暗黙に前提としているように思われる。
デモクラテック・ピースの出発点は、歴史的に見て民主国家同士の戦争はほぼ絶無だった、という事実だ。この経験則を敷衍し(ふえん)、民主国家同士は「原理的に」戦争をしない。と主張するのが民主的平和説である。この説でいう民主主義国とは、議会制だけでなく言論の自由など、広い意味での自由と民主主義の価値観を共有する国のことだ。
'07.11.24.朝日新聞・経済産業研究所上席研究員・小林慶一郎氏
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