散歩道<2078>
けいざいノート・民主主義による平和(1) (1)〜(4)続く
選挙や結婚や犯罪についての経済学論文が多数あるように、人間世界の様々な現象を合理性で説明しようとするのが経済学である。今回は、そういう観点から国際政治の問題を考える。昨今の国際政治では、ミヤンマー問題、パキスタンの非常事態宣言などで選メイン意なったように、「民主化」が大きなテマだ。今後のテロとの戦いにおいて、アメリカは、イラク戦争の時と同じように有志連合を作り、すばやく柔軟に対処するパターンを繰り返すとの見方もある。その際に、見方を結集する共通の価値観は、恐らく民主主義だ。民主化や民主主義は。今後ますます重要なキーワードになる。民主化の効果や影響を、より客観的に緻密に分析することが必要な時代になってきたといえる。民主化の効果についての学説として、冷戦後に注目されているのが、「デモクラテック・ピース」(民主的平和)」という国際政治の学説である。ひとことで言えば「民主国家同士は戦争をしない」という説だ(「パクス・デモクラティア」ブルース・ラセット著、東京大学出版会)。この学説は、近年、何度も論争の的になってきた。
'07.11.24.朝日新聞・経済産業研究所上席研究員・小林慶一郎氏
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