散歩道<2067>
第23回京都賞(稲盛)記念講演会(2) (1)〜(2)続く
我々の先祖が自然からいかに多くのものを学んできたか、それを通して人類の進歩に貢献したかを知ってほしいのです。1、アスピリンはアフリカの自然から学んだ物である。(現地人が痛みの治療に使っていた)。シルクロードで作られていた織物(奈良の正倉院の織物)*3の染料の”くちなし、紅花、藍、貝紫等”は(今の時代でもこれは使い続けているし、1500年後の今、化学的にそれが証明されているのです)。又、私が大学の研究室で最初に出会った化合物の、グルタミン酸(日本を代表する調味料・味の素)も、自然のものからつくられたものです。私が研究を続けている・クロム(炭素粉末)は、紙の上に書かれた(空海(774-835)平安時代初期の僧)が書いた文字(習字)は、紙が劣化(ぼろぼろになる)しても、書かれた墨の文字は表面が酸化してモノは飛んでいくのですが、文字はそのまま(1200年後の今も)残っています。このように昔の人が考え伝えられている知恵が、大変優れたものであることが分るのです。
私は、自分の必要としているものをつくる。という主義を貫いています。これからの人にアドバイスと言われれば、コンピューターを使いなさい。しかし、コンピューターに使われてはいけない。ということでしょうか。
'07.11.11国立京都国際会館「大会議場」:3人の受賞者:先端技術部門受賞者・井口洋夫博士、講演「私の化学研究の旅路ー人から学び、物にまなぶー」、
基礎科学部門受賞者・金森博雄博士、講演「地震の物理的過程の解明と災害軽減への応用」、思想・芸術部門受賞者・ピナ・バウシュ氏「波に魅せられて」
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