散歩道<2040>
今森光彦さんの写真展「里山」
まず会場に入った時、最初、 写真を撮ることはカメラやデジカメの性能がよくなった結果、今、誰もがやれる、またやってみたいと思うようになったと思う。だから、写真展で、どのように違う、特色をそこに出せるということは本当に難しいことではないかと思う。それを今森光彦様は表現されているのであろうかと、興味本位で見たいと思った。入るなり、写真のきれいさに驚いた。その色の鮮やかさ、大きさ、自然の動きの様子や瞬間、朝や夕方のタイミング、鳥や小動物のその動きの瞬間、瞬間をじっと何時間も待って撮られたのであろうと思う。いい写真を何年もかかっても撮り続けておられる、信念というか信条というか辛抱強さに感心した。その被写体が北海道でも、信州でも、遠く海外でもない、我々関西人が毎日のように接している琵琶湖周辺の日頃の年間を通しての風景だからだ。いつも接していながら、無関心であったり、自然破壊を何とか食い止めなくてはと思いながら、何も手を打つわけではなく、見ている毎日の生き方に反省が我々にはある。場内で放送されていたVTRによる話で、自然の循環の中に自分が入ったとき自然の営みが分るようになったと話されていたことが印象に残った。
今日は、実は先日の院展・散歩道<2004>を2度目見た帰りだったので、よけいに絵と写真の違いなど(買った絵葉書の自然の風景描写等)、比較しながら興味を持って見ていた。自然の瞬間を残そうとされた感覚は画家も写真家も同じような感じをお持ちなのだ。写真も絵もこのような素晴らしいものを残されていのは素晴らしい、芸術家の仕事なのだと思った。
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備考:「里山」と全く対照的な写真展が、散歩道<1058>泉茂さんの「60年代のニューヨーク」である。
備考<331>デジカメの使い方・プロからのアドバイス、この写真展で今後、出来ればカメラで撮りたいと思った。