散歩道<2041>
提言・ポスト安倍へ・夢あるモノ作りを(1) (1)〜(3)続く
官に任せず内閣主導で
安倍首相の後任を選ぶ自民党総裁選挙の号砲が鳴った。これまでの「構図改革路線」には、格差拡大などほころびが目立つ。総裁選で争点となる経済政策社会保障、税財政などの課題に、「ポスト安倍」となる新首相は、どう取り組むべきなのか。専門家に聞く。
・・・・安倍政権の経済政策をどう見ていましたか。
前任の小泉政権からは自由競争、市場主義の徹底という「構図改革」を引き継いだ。一方で、「改革の影の部分」にも手を打たなければならないという重荷も背負って登場した。竹に木を接いだような形で、経済政策の基軸が揺らいでいた。
・・・・・なぜ「改革の影」に注目が集まるのでしょうか。
ワーキングプアといった格差問題の波形は、経済のIT(情報技術)化とグローバル化だ。レジで商品のバーコードを読み取り機でなぞるような「誰がやっても同じ仕事」が増え、その賃金水準は低迷する。半面、「余人をもって代えがたい仕事」ができる一部の人は高い報酬を得る。世界的に2極化が進んだ。
'07.9.14.朝日新聞・日本総合研究所会長・寺島 実郎氏
関連記事:散歩道<370>寺島実郎時代の深層底流を読む(1)〜(2)、<652>脱9・11への転換(1)〜(2)、<606>総選挙小泉手法とリーダー論、<1384>思潮21・「時代の空気」について、<1515>思潮21・新しい世界秩序への英知(1)・グロバル化制御へ 国際システム構築を(1)〜(4)