散歩道<2011>
あしたを考える・前鳥取県知事片山善博さんに聞く(2) 大阪の今、歯がゆい? (1)〜(3)続く
国に頼らず、後背地含めた西日本の核に。
でんと構えれば
・・・・・・大阪の現状は歯がゆいということですか。
じり貧じゃないですか。東京一極集中で企業が吸引される一方で、地方に工場が逃げていく。企業誘致のために自治体が巨額の補助金を出すのが最近のはやりですが、大阪府もその列に加わりました。大大阪が田舎の自治体のようなことをするのか、と奇異に思いましたね。巨大な産業集積があり、企業が大阪に残る、あるいは進出することには十分に経済合理性があるはずです。でんと構えていればいいんです。
・・・・・・そうでしょうか。企業誘致への補助も攻めの施策のように思います。
小手先でなく、先ほど言った広域の連携で企業が残りたくなる環境をつくり、もう一つ言えば地域イメージを高めることが行政の役割りです。ところが、広域連携は進まず、地域イメージの方はこのところ、大阪市の職員厚遇問題や府の裏金など不透明さ、マイナス面ばかりが目立ちます。自治省に入った当時、革新自治体が一世を風靡(ふうび)していて、大阪も黒田(了一)府政でした。評価はともかく、中央の言いなりにならない気概を感じました。でも、その後の大阪府知事の名前は思い出せない。大阪市長もそう。国頼みになり、印象に残る施策の全国発信がなかった野江はないですか。
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